【はじめに】
断酒寸言集「山びこ」とは? 断酒を支えてくれる金言に満ちています。 本ブログの「断酒寸言集「山びこ」を考える」シリーズでは |
断酒道五心 ひとりでは立直ることができないという 謙虚な心
私が酒を止められたのは断酒会のおかげです。
断酒会とは、酒を止めたいと思っている酒害者の集団です。
それらの方々と話し合い,支え合い、高めあって今の私があることを十分認識しております。
特に新しく入ってこられた方々には多大の刺激を与えていただき、たくさんの教訓を得ました。
この断酒寸言集「山びこ」は、みんなこれら新入会員の叫びであり、願いであります。
私が断酒哲学を学び続けることができるのも、全くみなさんのおかげだと思っております。
出典:一般社団法人 北海道断酒連合会 原田ひろし(S61.10.1).断酒寸言集「山びこ」
断酒会やAAのような自助グループは、アルコール依存症治療の要であるとよく言われます。
実際、多くの医療機関でも、これを推奨しているところが多く、院内断酒会があったり、病院を通じて断酒会やAAにつながる方が多いと思います。
私は、今のところ、自助グループに参加したりした経験はないのですが、
「たった一人で酒をやめるのはかなり難しい」
という事は、心から実感できます。
今でこそ、こうして断酒ブログを書き始めたり、ツイッターやったり、インターネット上の断酒コミュニティに参加したりしてますけど、
それまでも、幾度となく「孤独な断酒」をしておりました。
でも、どれも大して長続きせず、スリップを繰り返していました。
再飲酒を思いとどまるために
「スリップ」は「飲酒欲求」という名のピストルがあって、
その引き金を引くことによって引き起こされるワケです。
そもそもピストルがなければ、引き金は引けないので、飲酒欲求自体をなくしてしまうのが良いのでしょうが、それはなかなか難しい事です。
捨てても捨てても帰ってる呪いの人形っていう怪談がありますけど、アレと似てて、飲酒欲求は捨てたつもりになってても、いきなり戻ってきます。(ぞっとします)
断酒が何十年と続けば、いつか完全に捨てる事ができるのかもしれませんが、それを今アテにする事はできません。
もちろん「飲酒欲求を抑えようとする試み」は、断酒にとって有益だと思います。
ただ、
最後の最後に重要なのは、
やはり「引き金をひかない事」ではないでしょうか。
酒を我慢する事もなく、順風満帆に断酒できているような日々が何日も続くと、
「もう乗り越えられたんじゃないか!」
「やっと解放された!」
なんて、気分になってしまいますが、それでも飲酒欲求は突然やってきます。
私もここ数週間は楽勝ムードが漂っておりましたが、
昨日、極度の疲労感に襲われた時に、飲みたくて飲みたくてたまらなくなりました。
いや、もう飲んでやろうかと思いました。
今日だけ飲んで、また明日からやめればいいだろーっていつもの考えが頭を何度もよぎりました。
でも、そこで「だめだだめだ!」と思いとどまる事ができたのです。
それは、私がこの断酒ブログや、ツイッターや、オンライン断酒コミュニティを通じて、同じ志を持つ方と交流が出来ていたからだと思います。
物理的には、通院もせず、服薬もせず、断酒会やAAにも参加しておりませんが、
精神的には、こうしたインターネット上での交流が、私の断酒にとって大きな支えとなっていたのです。
アルコール依存症の悩みは、やはりアルコール依存症になった事がある人にしか分からない部分が多いと思います。
それは、
・あの強い飲酒欲求であったり
・それに負けた時の敗北感とか
・自暴自棄になる気持ちとか
・その後の自己嫌悪とか
とにかく沢山あります。
同じく断酒を志す方の発信するメッセージは、自身の経験と重なる部分が多く、それでいて新たな観点からの気づきを与えてくれています。
そうして得られる教訓が、断酒の決意をさらに強くしてくれます。
また、断酒の継続に迷いや、弱さが生じた時も、自分一人じゃないんだから、頑張ろうという気分にさせてくれます。
そして、何より、
強い飲酒欲求による再飲酒の危機があった時、
「その引き金をひかず、なんとかそれを思いとどまらせる」
その抑止力になってくれている気がします。
そんなわけで、私にとっては、インターネットでの交流が自助グループの役割を果たしてくれております。
本当にそういった交流が持てて良かったと思っています。
これからも皆様、ヨロシクお願い致します。(/ω\)
コメント
シンさん、こんばんは。
うんうん、今日も素晴らしいノンアルのアウトプットですね。
これからもご一緒にノンアルの素晴らしさを、
啓蒙していきましょう。
ボクさん
コメントありがとうございます!!
このブログ、初コメントです!(*’ω’*)v( ̄Д ̄)v
自分にも言い聞かせるように書いてますが、なかなか伝えるのは難しいですね。
まだまだ駆け出しですが、ボクさんくらい長く活動できればいいなと思ってます!
これからもよろしくお願いします。