酒での失敗を繰り返すのはそれが病気だから 断酒10日目

シンです。

断酒10日目。なんとか続いています。

今日、実母に最近また酒飲んでるのかと聞かれました。私の場合は、断酒に幾度となく失敗しているので、いわゆる「やめた宣言」は一切信用されておりません。

某、山口メンバーの話もしていて、「あれを見て、バカだと思わない?」的な事を聞かれました。

もちろん、バカだと思うし、もっとも、本人が一番、そう思って後悔しているのでしょうけど、その反省が次に活かせないのが、アルコール依存症が病気である事の最もたる証ではないかと思います。

甘いと言わてしまうとそれまでなのですが、私の場合のパターンとして多いのは

1.断酒継続(数カ月未満)

2.ストレスと気のゆるみから再飲酒(スリップ)

3.ブラックアウトや小さな問題行動はあるものの、しばらく数カ月は何とか、アルコール依存症患者なりの節度(普通の人からすると異常な飲酒量ですが)をもって飲む

4.ある時、何かが爆発し、外で大量飲酒し、大騒ぎ&暴言&迷惑かけまくり&ブラックアウト、翌日の死にたいくらいの自己嫌悪、それを紛らわすための迎え酒

5.ひどいときは数日間酒が抜けず、ろくに飯もくえず、絶望の淵

6.何とか立ち上がって、断酒を決意→1へ

これです。

どんなに後悔しても、一度再飲酒してしまうと、今回は何とか大丈夫だろうという意味不明な考えに支配されてしまい、はじめのうちは、なんとか記憶も保ちつつ理性的に飲めるのですがすぐに元の状態になってしまう。そうなるともう酒の虜になってしまい、断酒を決意した時の気持ちなんて、どこか遠くに霞んでしまいます。

普通に考えると反省していれば、再飲酒しないハズですし。再飲酒する事自体、反省してない証拠だとも思えるのですが、再飲酒の時におそってくる衝動的な飲酒欲求は、いともたやすく私の反省や断酒の決意を踏みにじってしまいます。

私の家族をはじめ、一般の人には、それがただの言い訳にしか聞こえないのも十分承知していて、「意思が弱い」「自分に甘い」云々の批判を受けるのですが、この何ともし難い、無限の(ように見える)ループから早く抜け出したいと、おおよその断酒を志すアルコール依存症患者は考えているのではないかと思います。

かくいう私自身もギャンブル依存症の人などを見えると「行かなきゃいいだけじゃん」と思ってしまうので、無理もない話です。

そういう意味では、○○依存症とは病気といえども、なかなか周囲の理解を得難いもので、そこに一度はまってしまうと、本人はなかなか苦労が多いものであり、恐ろしい病気であると思います。

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